プロポリスはミツバチが敵や細菌・ウイルスから巣を守り、巣の中を無菌状態に保つために、巣の壁面等に塗り付けて利用されている天然物質です。
ミツバチが植物から素材を採集して、体内に摂取して合成後に製造される粘着性のある物質で、非常に強力な殺菌作用があることで知られています。
更にビタミンやミネラル等の栄養成分も豊富に含まれていることから、人気の健康食品の1つとなっています。
ここではプロポリスの成分がインフルエンザに好影響を与えることについて見て行きましょう。

プロポリスの製造工程と利用方法

プロポリスはミツバチが植物の新芽や樹脂を採集して摂取後、ミツバチの体内から分泌される成分と合成することによって生成されます。
強力な殺菌力があるプロポリスは、巣の出入り口や巣穴の壁、巣穴の隙間等に塗り付けられ、敵の侵入や細菌・ウイルスの侵入を防ぎます。更に風雨や外気を防ぐことも可能にし、巣の内部を適温と適度な湿度に保ち、生息・繁殖しやすい快適な環境にするために利用されていることが分かります。
 

プロポリスの主な材料

天然植物の恩恵、健康維持に役立つ成分

 プロポリスの主な素材として第1に挙げられるのは樹木の樹脂です。
 樹木が傷ついた際、自ら分泌した樹液が固まった物で、傷口から細菌やウイルスの侵入を防ぐ目的で強い殺菌成分が含まれています。
 従ってミツバチがこの樹脂を採集して体内で合成して作られるプロポリスには、この樹脂の強力な殺菌作用が含まれているのです。

植物の栄養がギュッと凝縮、新芽パワー

 次にプロポリスの主な素材として良く利用されているのは植物の新芽です。
 植物の種子には新芽が育つために凝縮された栄養素が蓄えられていて、新芽はそれらの栄養を吸収し発芽と同時に植物ホルモンが生成され、成長を促進するためのビタミン、ミネラル、酵素等が作られるのです。
新芽には成長のためのエネルギーが凝縮されているので、新芽を利用して作り出されるプロポリスにもその天然由来の栄養やパワーの恩恵を受けているわけです。

ミツバチの行動範囲で異なる、プロポリスの成分の違い

ミツバチが摂取する植物の種類によって、プロポリスの成分にも違いが見られます。と言うのも世界には多くの植物が存在していますが、気候や地形によって生息している種類が異なり、限定された地域にのみ自生している特殊な植物も存在が確認されています。

例えばブラジル産グリーンプロポリスの場合、ブラジルの限定地域にのみ生息するアレクリン(バッカリス・ドラクンクリフォリア)が起源植物と言われています。
グリーンプロポリスに含まれている桂皮酸誘導体の量は、他のプロポリスより圧倒的に多く、品質の高いプロポリスと言われる要因の1つとなっています。

人間の健康維持に役立つ成分を含む植物の生息地と、ミツバチの行動範囲とが重なると、ミツバチによって製造されるプロポリスの風味にも大きな影響を与えることになります。
ハーブと呼ばれる植物が各地に存在しますが、お茶や料理用として食生活に取り入れられていて、薬膳や漢方として利用されている場合もあり、プロポリスの成分にも大きく関与しています。
これらのことから天然植物の成分が、人間の健康にも好影響を与えていることをうかがい知ることが出来るでしょう。

プロポリスの成分

 プロポリスは豊富な栄養が含まれている人気の健康食品となっています。その主な理由としてはプロポリスの天然成分が影響していると考えられています。
 プロポリスの主な成分としてはアルテピリンC,ρークマル酸、フラボノイド、クロロゲン酸、4-カフェオイルキナ酸、テルペノイド等が挙げられます。主にポリフェノール関連の成分が多くなっています。
 ミネラル類ではマグネシウム、カルシウム、マンガン、鉄、亜鉛、銅等です。
 栄養素の面ではビタミンB類のB1、B2、ビタミンE、葉酸、ナイアシン等。
 栄養素が豊富に含まれているので、バランス良く多くの種類の栄養を摂取することが可能であり、プロポリスが健康維持のために優れた働きをすることが分かります。

桂皮酸誘導体

 プロポリスにはアルテピリンC、ρ-クマル酸と言った桂皮酸誘導体や、ポリフェノールの1種であるフラボノイド、ビタミン、ミネラル等の多くの栄養素が含まれています。
 特に桂皮酸誘導体は、強力な殺菌作用があると認識されていて、プロポリスの品質にも大きく関係していて、古代ギリシャ時代から傷の手当や感染症対策等に利用されて来た事実が書物に記録されています。

フラボノイド

 フラボノイドは植物に含有されている色素の成分でポリフェノールの1種でもあり、紫外線から自らを守る働きをしています。
 フラボノイドは植物が含有している色素や苦み・辛味成分のことで、その多くには強力な抗酸化作用があり、人間に関しても身体的・心理的なストレスを緩和して心身を守ってくれる働きをします。サプリメント等にも幅広く利用されています。
 人間の場合も紫外線や老化、食品添加物等の物理的な要因がストレスとなり、体内に活性酸素が増加してしまいます。その際、フラボノイドの抗酸化作用が活性酸素の増加を抑制することにより、身体を健康な状態に維持してくれるのです。
活性酸素が増加してしまうと、ガン等の大病に進行する場合がありますので、日頃からストレスから身を守ることが大切です。

プロポリスとインフルエンザとの関係性

 プロポリスの素材のパワーと、ミツバチのチカラによってプロポリスには健康維持に有益な働きがあると言われています。
 ミツバチが自分たちの巣を守るために利用されるプロポリス。これは強力な殺菌成分のチカラが関係しているからです。

プロポリスのチカラで、高温多湿の巣の中を無菌状態に保つミツバチ

 プロポリスは巣を守るために巣の出入り口や壁面等に塗り付けられますが、それは敵や細菌・ウイルスの侵入を防ぐと言う大きな目的があるからです。

プロポリスの殺菌力を活用したインフルエンザ対策

 プロポリスには天然成分でありながら強力な抗菌力、殺菌力、抗酸化作用等があります。
 従って人間がプロポリスを摂取することでインフルエンザや風邪等のウイルスや細菌が人間体内への侵入、体内で猛威を振るうことを抑制する働きがあると考えられています。

免疫力の低下とインフルエンザ・風邪対策

 ウイルスや細菌に感染した場合、免疫力が低下している状態にあります。つまり体調を改善するためには殺菌力、更に免疫力を上げることも必要になります。
プロポリスにはビタミンやミネラル等の栄養素も多く含まれていますので、免疫力を上げて、インフルエンザや風邪から身体を守り、十分な栄養補給によって健康維持に役立つのです。
 冬場等、季節によってウイルスが繁殖、感染しやすい時期は特に感染予防に配慮が必要でしょう。

 ここまでプロポリスの強力な抗菌・殺菌パワーがインフルエンザや風邪等の感染症対策に利用されていることについて見て来ました。
 自然のチカラが作り上げた技とも言えるプロポリスは、天然成分のパワーがギュッと詰まって活用されている健康食品と言えるでしょう。
 近年新型のウイルス性の病気等が流行し、不安を感じることが多いのですが、日頃から十分に栄養を摂取して免疫力を高めて体調を整えておき、病気予防に対する準備をしておくことも大切ですね。