近年食物アレルギーが増加の傾向にあり、そばやナッツアレルギーによりアナフィラキシーショックのような深刻な症状が増えたことを受け、アレルギーの原因となる物質の表示が義務化されました。

アトピー性皮膚炎(以下アトピー)は食物とハウスダストが原因のアレルギーで、乳幼児に多く見られますが、成人してから発症するケースも多く、食物だけでなく精神的なストレスが関係しているとも言われていて、完全に回復するまでに時間がかかるアレルギーの1つです。

健康食品として人気のプロポリスには、アトピーや花粉症等のアレルギーに影響する成分が含まれていることが知られています。
ここではプロポリスとアトピーとの関係性について見て行きましょう。

アレルギー表示

アトピーの場合はかゆみを取り除くためにアレルゲン(アレルギー原因物質)を特定し、摂取を控えます。
個人によりアレルゲンは異なりますが、食物アレルギーのアレルゲンとして大半を占める食品に関し、表示の義務が課せられています。

小麦やそば、落花生等、過去にアナフィラキシーショックに陥り死に至ったケースもあり、また突然アレルギーを発症する場合もありますので、家庭での食事の他、給食、レストラン、宿泊施設に於いても食物への配慮が必要不可欠になっています。

表示義務の7品目

アトピーを含む食物アレルギー体質の方が、アレルギー反応の発作や、アナフィラキシーショックを引き起こす原因となる7品目が表示義務となっています。
小麦・卵・乳・そば・落花生・えび・かにです。

表示が推奨されている20品目

上記の7品目と比較すると発作を起こす頻度が低いものの、重い症状が懸念される20品目で、特に肉と魚介、果物、ナッツが多く見られます。

あわび・いか・いくら・さけ・さば・オレンジ・キウイフルーツ・バナナ・もも・りんご・ごま・くるみ・カシューナッツ・ゼラチン・松茸・山芋・大豆・牛肉・鶏肉・豚肉で、魚介類と肉類、果物、ナッツ、その他の食品です。

アトピー性皮膚炎について

アトピーの原因、食物とハウスダスト

アトピーの場合は特に卵・牛乳・大豆・そば等の食物と、ダニ・ハウスダスト・カビ・花粉・ペットの毛・細菌・建築材等の化学物質等がアレルゲンとなります。

皮膚に湿疹と強いかゆみが生じる病気で、なかなか治りにくく完治するまで長期間に渡る場合が多く、個人によりアレルゲンは異なります。
病院で検査を受けると自分のアレルゲンが分かるため、原因を回避することで症状を軽減することが可能になります。

アトピーのタイプ

乳幼児に多くみられ、主に食品がアレルゲンとなっている場合が一般的で大人になる頃には完治すると考えられています。しかし実際には大人でも完治せずアトピーで悩んでいる方や、大人になってから発症するケースもあり、個人の体質や生活環境等の要因によって異なります。

特に大人になってから発症する場合は食物に加えて、ストレスが大きな原因の場合も多く、心身の健康を維持する必要があります。

アトピーの症状

アトピーはかゆみが強く、皮膚を掻くことで更に皮膚炎症を深刻な状態にしてしまう場合や、かゆみが原因で睡眠不足や不眠となり、抑うつ状態等、精神神経系の疾病への影響が及ぶ場合もあります。

かゆみや皮膚が荒れることが特徴で、顔や手足の関節をはじめとして全身に湿疹が見られるため、特に異性を意識し恋愛、結婚の時期と重なる10代~20、30代にとっては精神的にも辛い病気と言えるでしょう。

アトピーの治療法

一般にはアトピーの治療にはステロイド剤が処方されますが、このステロイド使用に関しては賛否両論があります。

ステロイドの副作用

ステロイドの主な副作用は毛細血管の拡張、魚鱗癬様変化、皮膚の色素沈着、むくみ、うつ状態、塗った場所の毛が抜ける等、個人により症状は異なります。

ステロイド使用、医師の指示に従う重要性

更に使用を急に中止すると、別の病気を誘発することにつながり、感染症にかかりやすくなる等、弊害が生じてしまうので、医師の指示通りに使用する必要があります。
ステロイドの強さにもよりますが、長期間の使用はしないことになっています。
 

プロポリスとアトピー

プロポリスは健康維持に役立つ成分が多く含まれていますが、アトピーに役立つ成分は含まれているのでしょうか。

プロポリスの有益性

プロポリスの大きな特徴としては桂皮酸誘導体とポリフェノールの一種、フラボノイドを多く含んでいる点です。
プロポリスには抗菌・抗ウイルス作用、抗酸化作用、抗炎症作用、抗腫瘍作用、抗がん作用、鎮静作用、鎮痛作用、解毒作用等、多くの働きがあります。
 

アトピーに影響する成分…カギとなる免疫力

アトピーはアレルゲンに反応し起こるアレルギーで、反応が生じる皮膚や粘膜を健康な状態に戻す必要性があります。その上皮膚は新陳代謝のターンオーバーにより周期ごとに新しい皮膚となり、古い肌は剥がれ落ちて行きます。

この皮膚の再生には体内の臓器も関係していますので、皮膚や粘膜だけでなく全身の免疫力を上げる必要があります。

免疫力に影響するフラボノイド、皮膚・粘膜に影響するビタミン

プロポリスの主成分、フラボノイドには免疫力を高める働きに加え、細菌やウイルスに抵抗する働きがあり、特にケセルチンと言う成分には抗アレルギー作用があり、アトピーや花粉症に好影響があると考えられています。

更にプロポリスには皮膚・粘膜に影響を与えるビタミンとミネラルが含まれています。

ミネラルは身体の特定の箇所だけでなく、脳や神経に関係する精神・神経系の状態を健康へと戻す作用があり、かゆみによる不眠からメンタル面への負担を軽減することが可能になります。
免疫力を高めることで、アトピーと同じアレルギーの花粉症や、生活習慣病の糖尿病、抜け毛、口臭、美肌に影響することが期待されています。

プロポリス摂取上の注意点

プロポリスは抗アレルギー作用がありますが、アレルギーは個人により症状やアレルゲンが異なります。
アレルギー体質の方がプロポリスを摂取する場合は医師に相談する、更に摂取する場合はほんの少量から試てアレルギー反応が出ないことを確かめてから徐々に量を増やす等の配慮が必要です。

ここまでプロポリスとアトピー性皮膚炎との関係について見て来ました。

プロポリスの全身へ波及する成分が、全身の免疫力を高め、細菌やウイルスに抵抗する力を発揮し、更に皮膚や粘膜を強化するビタミン類の作用が総合的にアトピー体質から健康な状態に戻す働きをします。

プロポリスは環境により身体に生じた状態を改め、自然に健康状態へと促される、天然成分の健康食品です。