食事と健康的な生活は寿命にも大きな影響を与えるほど深い関係があり、食事の時間や栄養バランスの偏りが生活習慣病等の大きな原因にもなっています。
同様に食生活と密接な関係がある病気に『通風』があり、風が吹いて体に当たっただけでも関節が痛むと言われるほど激しい痛みの関節炎として知られています。

成人男性や更年期以降の女性に多く見られる病気で、何の前兆もなくある日突然、足の親指の関節が赤く腫れて、痛みを訴える、この症状こそが通風と呼ばれる病気です。
ここでは通風とプロポリスとの関係について見て行きましょう。

通風の歴史とは?

ヨーロッパではかなり古くから通風で悩む人々が存在していたようで、紀元前5世紀~紀元前4世紀頃に活躍した医学の父、ヒポクラテスが記した通風の治療についての書物が残っています。

一方日本では明治初期までには通風は確認されず、明治の半ば以降から通風で悩む人々が生じたようで、患者が増加したのは食生活が豊かになった第二次世界大戦後の1960年代と見られています。

現代では国内に数十万人の患者がいると推定され、食生活の欧米化が浸透して来たことにより通風が増加したとの考えが一般的です。

通風の原因となる尿酸

食物に含まれているプリン体は細胞の核となる成分のことで、大半の食物に含まれています。

プリン体は食事を通して体内に摂取され、肝臓で分解される際、老廃物として尿酸を作り出します。その後尿酸は血液中に溶けて体内を巡り、体外に排出されます。

過剰な尿酸

通常尿酸の量や濃度は一定に保たれていますが、体内で尿酸が増加して過剰になった場合は、ナトリウムと塩を生成して結晶となり関節等に沈着して行きます。

肥満と尿酸値との関係

通風を患う方の約半数は肥満の状態にあり、肥満度の数値が高いほど尿酸値も比例して上昇する傾向があります。

通風の場合、息切れするような激しい運動はストレスとなり発作の原因となるので、身体に負担をかけない軽い運動や、食事等を見直して減量を心がけた方が良いでしょう。

お酒と尿酸値

お酒を飲むと、アルコールを分解する際に尿酸が作られ、更に代謝する際の尿酸値は上昇しますので、通風の方は特にアルコール摂取への注意が必要です。

アルコール類の中でも特にビールはプリン体が多く含まれているため、尿酸値が上昇してしまいますので、なるべくプリン体が少ないお酒を選ぶようにすると良いでしょう。

プリン体が少ないアルコール類

酒類の中でもウィスキー等の蒸留酒の含有量は少なく、特に焼酎はプリン体も少ない上、低カロリーで血糖値も上昇を抑制する特徴があります。

ビールはプリン体が多いので、通風の方は控えるべきですが、一部にプリン体をカットした商品がありますので、利用することで心理的なストレスは回避できるでしょう。
一番良いのは飲酒を控えることですが、お酒を飲むなら自分の健康状態に適した種類を選ぶことが大切です。

通風の場合、控えた方が良い食品(酒類以外)

プリン体の含有量が多い食品としては、主に旨み成分を含み、だしとして利用される食品や、肉、魚、干物等です。

尿酸値が上昇して、通風が悪化する可能性がありますので、なるべく摂取する頻度低くするか摂取を控えると良いでしょう。

プリン体が多い食品は煮干し、かつお節、マイワシ、白子、干しシイタケ、スルメイカ、エビ、タラバガニ、レバー類等です。

通風発症の流れ

①通風は血液中の尿酸が過剰に増加した場合、目安としては尿酸値が7.0以上になると尿酸が針状の結晶となり沈着して行きます。
②身体的・心理的にストレスとなるような激しい運動等により、尿酸値の変動が急激に起こった場合、沈着していた結晶が崩れ落ちる時に通風の発作が起こります。

炎症を起こし患部は赤く腫れあがって熱を持ち、激しい痛みを伴います。しかし発作は1週間程度で治まり、一見完治したと考えがちですが、尿酸値は簡単に下がらないので引き続き治療や尿酸値が低下するための生活改善が必要です。

通風の痛みが生じる場所

通風の原因である尿酸の結晶は、主に血流が活発でない場所で、低温の部分に沈着しやすい性質があります。そのようなわけで、通風を経験した方の大半は足の親指のつけ根から発症したケースが多く、全体の約7割にも及びます。その他には足の甲、かかと、アキレス腱、くるぶし、ひざ、ひじ、手足の指の関節、手足の関節に痛みを訴える方が多くみられます。

発作の期間

通風の発作は1週間程度で、腫れが引き、元の状態に戻りますが、血液中の尿酸値はそう簡単に下がってはいません。

尿酸値を下げるために食生活への配慮や、治療を視野に入れる必要があります。
そのまま高い尿酸値を放置した場合、合併症も発症する恐れがありますので、注意が必要です。

通風の発作の状況

特に足に症状が出るケースが大半で、腫れがひどくて靴が履けない、足の痛みが激しくて歩けない場合等、様々な症状があります。

腎機能に注意、通風の合併症

通風は関節に尿酸の結晶が沈着するため、通風結節や尿路結石、腎臓に結晶が積もった場合は腎臓にも悪影響を及ぼし、慢性の腎臓病になるケースもあります。

通風を患った方の場合、心臓や脳の血管に障害が出る割合が高く、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞や脳出血等の合併症を誘発する可能性があります。
心臓に関係する病気は命に関わる重篤な症例が多いので、日頃から食事や健康への配慮が必要です。

通風とプロポリスとの関係

プロポリスはミツバチが巣を守るために生成する物質ですが、その成分には豊富な栄養素や抗菌、抗酸化等のパワーが凝縮された健康食品としても注目されています。
 

プロポリスに含まれる主な成分

主成分である、桂皮酸誘導体

プロポリスの主成分としては桂皮酸誘導体と呼ばれるアルテピリンC、ρークマル酸、フラボノイド、クロロゲン酸、4ーカフェオイルキナ酸、テルペノイド等が含まれています。

細菌やウイルスに対し強力な抵抗力があり、皮膚や細胞等の傷を守り、修復するパワーも持ち合わせている優れた成分です。
 

通風に関する血管や血液、コレステロールに作用、フラボノイドの働き

フラボノイドはポリフェノールの仲間で、特に紫外線から自らを守る働きがあります。
更に通風に関して注目したいのは、フラボノイドの血管保護や、血液の循環を促進させる働き、コレステロールを減らして正常な状態に近づける働き等があります。

通風は尿酸値の濃度が高くなり腎臓、血圧、心臓や脳の血管にも影響し、狭心症や心筋梗等になるリスクが高く命の危険に直面する場合もあるので、フラボノイドやプロポリスを活用することで、血管や循環系の疾病対策に役立てることが出来ます。

他には抗細菌・抗ウイルス、抗酸化、抗ストレス等の作用が免疫力を高めて病気から守る働きがあり、全身の健康に好影響を与えます。

尿酸を排出促進するミネラル類、

プロポリスにはマグネシウム、マンガン、カルシウム、鉄、亜鉛、銅等のミネラル類が多く含まれています。

ミネラルには老廃物を体外へ排泄させる働きがあります。特に通風患者の体内に存在する過剰な尿酸を体外に排出するためには、尿をアルカリ性に保つ必要があり、プロポリスに含まれている豊富なミネラルが役立ちます。

更に通風は尿酸の排出を促すために水分を多く摂取することも重要で、ミネラルウォーターを活用すると尿酸値を下げることにつながります。
 
肥満も通風の原因となるので、水分補給は糖分を含むジュース類は控えて、水か糖分を含まないお茶等が基本です。

生命維持に不可欠で、体の巡りを変えるビタミン類

ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、ナイアシン、葉酸等。

通風の方はビタミンやミネラルを多く摂取することで、体内の代謝や血行を良くし、免疫力を高め、その結果通風の原因である肥満度を下げると尿酸値も変化します。
 

ここまで通風とプロポリスとの関係について見て来ました。

プロポリスに含まれる桂皮酸誘導体や栄養等が、体内の傷や細胞の損傷を健康な状態に維持する働きが通風にも影響することが分かりました。
通風や高尿酸血症は、毎日の食生活が重要です。

プロポリスを活用したり、野菜等に含まれる食物繊維や水分を多く摂り体内の尿酸を排出すると共に全身の巡りを良くして、健康を心がけて下さい。