プロポリスは本来ミツバチが自らの巣を守るために、植物の効能を活かして製造・分泌する粘着性の物質です。(詳しくはプロポリスとは

ハーブや樹脂などの天然物質の効果を上手に引き出して作られるプロポリスは、ミツバチの巣の壁面や出入口に塗り付けて敵からミツバチのコミュニティを保護し、種の繁栄を存続させて来ました。

プロポリスの効果や効能は古代から認識されていて、古代エジプト時代から遺体をミイラ化する時に防腐剤として利用された記録もあり、更に傷口の手当や感染症対策として古くから幅広く活用されて来ました。

ここではプロポリスの成分が保持する効果や効能について見て行きましょう。

新芽・樹脂がプロポリスの効果を生む

プロポリスの主な素材はミツバチの行動範囲に存在するハーブの新芽や樹脂です。

ミツバチの働きバチはその中から本能の知恵に従い素材を収集してプロポリスを作りますが、その中には有益な成分が多く人間の健康維持にも効果があります。

新芽の豊富な栄養素ががんや抗酸化効果を持つ

種子には成長するために必要な豊富な栄養素が凝縮されていて、発芽の際にはその栄養と共に成長ホルモンが分泌されて成長に必要な栄養とエネルギーが新芽に集中し、成長を促進させます。

辛み成分のイソチオシアネートとがんの関係

発芽して間もない若い芽であるスプラウト類、特にアブラナ科のブロッコリー、キャベツ、ケール、白菜等に含まれている辛み成分イソチオシアネート(イソチオシアン酸塩)には解毒、抗酸化力を向上させる効果、更にがんのリスクを回避する効能もあります。

樹脂や樹木が持つ抗酸化、抗菌効果

プロポリスに含まれる桂皮酸誘導体は、樹木が分泌する樹液が固まった樹脂等で、樹脂には抗菌作用、抗酸化作用、抗炎症作用があります。

特に高品質で知られるブラジル産のグリーンプロポリスは、ブラジルのミナスジェライス州の限定された地域にのみ生息する樹木アレクリン(学名:バッカリス・ドラクンクリフォリア)の優れた成分が1つの大きな理由となっています。

細菌やウイルスに抵抗するパワーこそがプロポリスに大きな抗菌効果を与え、ブラジルの高温多湿地帯でもミツバチの巣内を無菌状態に保つことが出来るのです。
 

プロポリスの成分

主成分

プロポリスにはアルテピリンC、ρ-クマル酸、フラボノイド、クロロゲン酸、4-カフェオイルキナ酸、テルペノイドなどが含まれています。

フラボノイドはプロポリスの主成分であり、植物の色素や苦み・辛み成分ポリフェノールの一種です。

桂皮酸誘導体(アルテピリンC、ρ-クマル酸)

主にアレクリンの植物を素材としたプロポリスに含有している成分と言われ、異常な細胞が増加するのを抑制する抗腫瘍効果が注目されています。

フラボノイド

フラボノイドには、植物が紫外線から自らの身を守る働きや、抗菌・抗ウイルス作用、抗酸化作用、抗腫瘍作用、がん細胞の抑制、抗アレルギー作用、抗ストレス作用、鎮静作用などがあります。

更に生活習慣病に関連する血圧の正常化、動脈硬化の抑制、血管強化や血液をサラサラにする働き、血液の循環を良くする働きがあります。

特に心臓や脳関連の血管による疾病、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞等のリスクを回避する働きがあります。

>プロポリスの殺菌効果はインフルエンザにも効能が?
 

ミネラル類

プロポリスにはミネラル類であるカルシウム、マグネシウム、マンガン、鉄、亜鉛、銅が含まれています。

ミネラルは体内で生成出来ない物質なので、食物から摂取する必要があり、生命維持に欠かせない栄養成分です。

カルシウムとマグネシウム

カルシウムとマグネシウムは歯や骨の形成に関わり、両者とも血圧や精神安定を健康に保つ効果・効能があります。

不足すると筋肉や心臓・神経等に支障が出て、高血圧、血管がもろくなる、動脈硬化等の病気が懸念されます。骨粗しょう症や不整脈、心臓が停止することもありますので注意が必要です。

心身に影響する鉄

鉄分は血液の赤血球のヘモグロビンの生成関わっていて、全身に酸素を運ぶ働きがあり、生命維持には欠かせない成分で、身体とメンタルの両面を健康に保つ働きがあります。

鉄分が不足すると貧血、脳神経やメンタル面にも影響が及ぶことがあります。
酸素の供給が十分でない場合、激しい疲労感や、やる気が出ない、イライラする、不妊、うつ症状等が見られます。

ビタミン類

プロポリスに含まれるビタミンは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、ナイアシン、葉酸など。

ビタミンは免疫力を高めて、皮膚や粘膜に影響を与える効果があります。

ビタミンB1

ビタミンB1は生命維持に欠かせないエネルギーの生成と脳や神経系を正常に維持する働きがあります。不足すると脚気になります。

ビタミンB2

ビタミンB2はエネルギーの代謝や新陳代謝を促し、成長促進するホルモンや糖尿病等の生活習慣病、皮膚や粘膜の健康維持に影響を与えます。

葉酸

水溶性のビタミンで、ビタミンB12と結びついて赤血球の核酸の生成やタンパク質の合成を助ける働きをします。

特に胎児が細胞分裂を繰り返して成長する際、必要不可欠で大切な栄養成分です。
 
ここまでプロポリスの素材や成分と効果・効能について見て来ました。

プロポリスの成分の作用により、細菌やウイルスに抵抗するパワーが感染症から保護してくれます。更に皮膚や細胞のダメージを手当して修復するプロポリスの働きにより、様々な症状を正常で健康に維持するように導いてくれることが分かりました。
 
健康な生活があってこそ、毎日が充実した日々となります。

今日から出来る健康への一歩として、バランスの取れた毎日の食生活を心がけることから始めてみてはいかがでしょうか。