健康食品として人気のプロポリス、その成分が健康維持に役立つと言われ、プロポリス成分配合のクリームが世界各地で製造・販売されています。その多くはプロポリスと健康に役立つとされる他の成分を何種類かミックスして、肌を快適な状態に維持する目的で製品化されています。

実際プロポリスは肌にどのような影響を与えるのでしょうか?
ここではプロポリス成分含有のクリームを中心に、プロポリスと身体、そして美肌との関係性にについて見て行きましょう。

プロポリスと健康との関係

プロポリスは本来ミツバチが自分たちの巣を守るために自ら分泌する粘着質の物質で、主に巣の壁面や隙間に塗り付けて利用している物です。実際巣の内部は高温多湿で通常なら細菌やウイルスが最も繁殖しやすい環境ですが、プロポリスの強力な殺菌力によって巣を無菌状態に保ち、感染症の原因となる細菌から守っているのです。

プロポリスの主な素材

プロポリスの主な材料はハーブ等の植物の新芽、樹木から分泌された樹脂、花粉等と、ミツバチの唾液や酵素等の体内から分泌される成分により生成されます。 

強力な殺菌力・抗酸化・抗炎症、抗アレルギー、抗腫瘍等、プロポリス含有成分

プロポリスには成長するためのエネルギーが詰まった植物の新芽や、樹木が傷口を守るために分泌し固まった樹脂等、豊富な栄養素や昔から薬代りに利用されて来た薬草等の成分が多く含まれています。成分の中でも健康維持に役立つ抗細菌作用、抗炎症作用、抗酸化作用等が特徴的で、皮膚の傷や、細胞の傷を保護する働きがあることが解明されて来ています。

自然のパワー、プロポリスの主成分

プロポリスの中でも特にブラジル産のグリーンプロポリスは高品質で、他のプロポリスより圧倒的に多く優れた成分を含有していることで知られています。
その主な理由としては素材にあり、グリーンプロポリスの起源植物アレクリン(学名バッカリス・ドラクンクリフォリア)と、攻撃的な性格のアフリカ蜂化ミツバチが大きな影響を与えていると考えられています。

主成分は桂皮酸誘導体アルテピリンC・ρ-クマル酸とフラボノイド等

主な起源植物のアレクリンはブラジル国内でもミナス・ジェライス州の限られた地域にのみ自生していて、見た目がハーブで馴染みのあるローズマリーに似ています。この主成分は桂皮酸誘導体のアルテピリンCやρ-クマル酸等で、強力な殺菌力と抗酸化作用を保持しています。

更に植物が紫外線等から自らを守る働きをするフラボノイド、ポリフェノールの仲間でコーヒー豆等に含まれ抗酸化作用や脂肪の蓄積を抑制するクロロゲン酸。
神経細胞を守り保護する働きがあり近年アルツハイマー病に影響を与えると考えられている4-カフェオイルキナ酸、天然有機化合物で芳香物質テルペノイド等が挙げられます。

桂皮酸誘導体やフラボノイドの殺菌力と抗酸化作用は、古代エジプト時代には遺体をミイラ化する際の消毒や、古代ギリシャ時代には傷口の殺菌や感染症対策として利用されていたとの記録が残っています。プロポリスは昔から健康のために利用されて来たことが分かります。

健康維持に必要なミネラル類

プロポリスにはミネラル類のマグネシウム、マンガン、カルシウム、鉄、亜鉛、銅等が豊富に含まれています。

プロポリス以外では海藻、魚介類、野菜等に多く含まれますが、水溶性成分は茹でることで損失する場合が多く、毎日の食事だけではなかなか十分な量を摂取することが難しい成分です。

鉄不足が及ぼす影響

鉄が不足すると貧血をはじめとして酸素の運搬や全身を巡る血液、心臓や体の隅々に血液が行き渡らない等、生命の危険にも直面してしまいます。更にメンタルの不調や不妊等にも大きな影響を及ぼすとも言われていますので、毎日の食生活を見直して栄養バランスを考えた食事を摂取することが大切ですね。
 

美肌や粘膜、免疫力と関係するプロポリス成分、ビタミン類

プロポリスには抗酸化作用があるβ-カロテン、脚気や抗神経炎症に好影響があると言われるビタミンB1(チアミン)、脂質の代謝促進や皮膚や髪等に関係するビタミンB2、活性酸素から保護する働きをするビタミンE、コレステロールや中性脂肪を分解して脂質を低減する働きのナイアシン(ビタミンB3)、新陳代謝や細胞分裂の際に必要で、良く妊婦さんが胎児のために摂取する葉酸等、多くのビタミン類が含まれています。

体を動かすエネルギーとなるタンパク質、脂質、糖質は三大栄養素と言われとても重要な栄養素ですが、ビタミンやミネラルの働きがあるからエネルギーに変換が可能になるのです。このようにビタミンは体内で様々な働きに貢献していますが、特にビタミンB類は新陳代謝を促進させ、皮膚、粘膜等に働きかけて皮膚の状態を整える働きをします。

天然由来、プロポリス成分配合のクリーム

化粧品には化学物質を使用している製品も多いのですが、プロポリスを利用した美容クリームは天然成分中心のため、肌への負担も軽減出来て、栄養や成分が体に浸透しやすい仕上がりの製品が多く見られます。
プロポリス配合のクリームは、プロポリス以外のハーブ等も使用していることもあり、様々な成分が相互作用により、肌を健康に維持するよう製造されていることが多いです。

雑菌からの保護

クリーム等の化粧品類は肌に塗る際、手に触れることが多く殺菌が混入しやすいのですが、プロポリスの抗細菌・抗ウイルス性が活用され抗菌性が高いと感じられます。

フラボノイドの紫外線対策

プロポリス含有のフラボノイドには植物自らが紫外線から保護する働きや抗酸化作用があり、プロポリス配合のクリームにはその働きが活用されています。
肌を紫外線から守り、シミやシワを増やさないための日焼け止めとして、または肌の老化対策としてプロポリスを利用している製品が多く見られます。

更にプロポリスには抗炎症作用によりニキビややけど、湿疹等、肌の状態を整える働きもあります。

プロポリスに含まれるアレルギーに影響する成分

アレルギーで悩む方が年々増加していますが、プロポリスにはアトピー等のアレルギーの状態を健康な皮膚に役立てる成分が含まれています。
但し個人差がありますし、アレルギーの種類によっても危険な状態になる場合もありますので、特に蜂アレルギーや喘息の方、アレルギー体質の方は前もって医師に相談することが重要です。

蜂アレルギーはアナフィラキシーショックに陥ることがあり生命の危険に直面することもありますので、注意をして下さい。

最初からたくさん塗るのではなく、ほんの少しだけ試して大丈夫かどうか確かめてから利用することが大切でしょう。

皮膚が弱い方にも優しい天然由来成分

化粧品は多くの種類が市販されていて、個人により肌に合う場合と合わない場合があります。クリームも同様で原料には多くの化学物質や品質を保持するための防腐剤等も含まれています。
一方プロポリス成分配合の化粧品やクリームの場合は、プロポリス自体に殺菌成分や、紫外線に抵抗する成分が含まれていますので、全体的に肌への負担があまりなく、自然な使い心地だと感じる方が多いようです。

ここまでプロポリスとクリームとの関係について見て来ました。
プロポリスの健康維持に役立つ成分と、天然成分だからこそ、肌や身体に負担をかけず、自然になじんで肌にも浸透しやすい点がプロポリス配合クリームのメリットでしょう。
ミツバチの本能であり、自然が与えてくれた知恵を駆使して作り出されたプロポリスのパワーは、心身の両面を健康に保つ栄養や成分が凝縮されているのですね。