蜂蜜はミツバチが作るものですが、ローヤルゼリーも同じくミツバチが作ります。どちらもミツバチの食料として使いますが、大きな違いがあります。違いを知ることで、ローヤルゼリーが健康食品としてなぜ特別な要素を持っているかが解るでしょう。

ローヤルゼリーはどうつくられる?

ローヤルゼリーをつくるのは働き蜂ですが、ローヤルゼリーをつくることのできる期間は決まっていて、羽化してから一週間の間だけです。若い働き蜂は、人間で言えば青年期。代謝も活発で元気一杯です。
この時期に働き蜂が巣の周りを元気に飛び回り、花粉を食べ、身体の中で消化吸収し合成されてできるのがローヤルゼリーで、働き蜂は咽頭腺から女王蜂の幼虫が生まれる巣の中にローヤルゼリーを分泌します。

蜂蜜とは?

蜂蜜は、働き蜂が花の蜜を集め、これもまた胃で消化し、ブドウ糖と果糖に分解してから巣の中に戻され熟成された物の事を言います。蓄積され熟成した蜂蜜は、すべての蜂の食事として利用されます。

蜂蜜を食べるか、ローヤルゼリーを食べるかでその後の生涯がきまる

蜂蜜は一般の食べ物で、ローヤルゼリーは特別な食事ということになるでしょう。 ローヤルゼリーは女王蜂になるために食す物と言っていいほどの物で、もともとは同じ蜂の幼虫がローヤルゼリーを食べて育つか、蜂蜜を食べて育つかでその後の生涯が大きく変わるのです。
女王蜂は、生まれた時から女王蜂としての身体を持っているわけではなく、特別な食事であるローヤルゼリーを食べることで他の蜂よりも大きく育ち、何倍も長生きをするのです。その大きさは働き蜂の約2倍、そして約40倍も長く生きると言われています。
ミツバチはひとつの群れが、数万匹という大きな集団で作られていますが、その中に女王蜂はたった一匹。女王蜂は一匹で1日に1000匹以上の卵を産みます。

蜂蜜とローヤルゼリーの味

特別かどうかの違いはあるものの、同じミツバチがつくるものとして蜂蜜もローヤルゼリーも「甘いもの」という感覚を持つ人もいらっしゃるでしょう。むしろ蜂蜜よりももっと濃厚な甘さがあるのではないか、と感じる人もいらっしゃるかもしれません。
しかしローヤルゼリーは、蜂蜜のように砂糖の代わりに利用できるようなものでは決してありません。ローヤルゼリーは甘みよりも酸味、さらに新鮮なものほどピリピリとした刺激があり、美味しく楽しんで食べることのできるような物ではないと感じる人がほとんどでしょう。
このことから、飲むときに甘い味付けにしたいと考えがちですが、ローヤルゼリーに含まれるビタミンB1が糖分と共に摂取することで消耗されると言われているため、出来る限り避けるのがオススメです。

蜂蜜とローヤルゼリーの栄養素

蜂蜜も栄養のある物ではありますが、ローヤルゼリーとの差は歴然です。そのため身体に対する効果も違いが大きいでしょう。ローヤルゼリーを食べて育つことで、女王蜂の生命力が保たれていると考えれば差があるのも当然のことです。
蜂蜜はその成分に約80%もの糖質を含み、それ以外に少々のミネラルやビタミンを含んでいます。一方ローヤルゼリーに含まれる糖質は約10%程度。その分栄養素である、ビタミン、ミネラル、アミノ酸が非常に豊富に含まれているのです。それだけでなく、ローヤルゼリーにしか含まれないデセン酸という非常に価値のある成分が含まれています。デセン酸のおかげで得られる効果も多いのです。
蜂蜜は自然界に存在する最も甘い甘味料で、働き蜂の即効性のあるエネルギーの源として利用されますが、女王蜂の体調を管理し、健康な身体を維持するために必要なローヤルゼリーとは、価値のある栄養素の含まれる量に大きな違いがあるのです。
蜂蜜とローヤルゼリー、両方とも美容と健康に良いものではありますが、その価値の違いは明らかでしょう。

ローヤルゼリーは生きるものに大切な要素を持っている

女王蜂の食べ物であるローヤルゼリーが、なぜ人に対する美容や健康への効果に繋がるのか、と考える人もいらっしゃるでしょう。女王蜂の毎日は過酷なものですが、ローヤルゼリーによって成り立っているとも言えます。自然界からもらった、生き物が健康に生きるための栄養素が、人の身体の健康維持や美容にも役立つのです。